平成29年4月度レポート

・参考チャート:日経225(平成29年4月度)

4月度の我が国の株式市場は、上図のように、行って来いの展開となりました。世界経済がおおむね堅調に推移していることから、日経平均株価指数は地政学的リスク(北朝鮮問題)や円高局面で下げる場面があったものの19,000円を回復して引けました。しかしながら、トランプ政権における政策リスクの警戒感台頭とファンドの手じまい売りが意識され、上値を追う展開とはなりませんでした。
 
また、外国為替相場も、下図のように、地政学的リスク対応の円買いからドル円は110円を割り込んだものの米国経済の強さが認識されるにつれて、ドルが買い戻され、ドル円は月末にかけて110円を回復して推移しました。

この結果、前月比で、日経平均株価は約1.5%の上昇、TOPIXも約1.2%の上昇となりました。
 
日経225終値:19,196.74円
TOPIX終値:1,531.80ポイント

 

一方、当ファンドの基準価額は、インデックスと比較してオーバーパフォームの上昇になりました。
これは当ファンド所有株の一部に優待獲得目的の買い物色の対象となったものがあったことによります。
 
アセット・ミックスファンド基準価額:9,860.00円(前月比+140円∴約1.4%下落)
対ベンチマーク(日経225):設定来 -2.92%

米国のトランプ新政権下での政策運営や各国の金融・財政政策の動向、外国為替変動の影響を受け、今後もボラティリィティの高い相場展開が想定されますが、引続きホールド(保有)をしていきたいと思います。
 
ただし、米国トランプ大統領の経済政策方針や金利、為替の動向をみながら、徐々に半分程度までキャッシュ化を行う可能性がありますが、足元はグレートローテンション(債券から株式への投資シフト)局面にあることから、リスク資産の割合を高位維持しております。

また、引き続き米国金利上昇に連動するドル円レートの動きを注視いたします。
 
なお、既にお伝えのとおり、アセットミックスファンドは第5期(平成29年4月1日~平成30年3月31日)の運用を開始し、年度パフォーマンス約+20%を目標にしております。

 

・4月度の取引状況

 

売却銘柄
・なし


購入銘柄
・なし


配当権利取り銘柄(1銘柄)
・正栄食品工業

 

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