平成29年3月度レポート

<参考チャート:日経225(平成29年3月度)>

3月度の我が国の株式市場は、上図のように、前月に続きトランプノミクスへの期待から、日経平均株価指数はおおむね19,000円を下値に底堅く推移しました。しかしながら、トランプ政権における政策リスクの警戒感台頭と年度末の手じまい売りに押されて、節目の19,000円を割り込んで引けました。
 
また、外国為替相場も、下図のように、ドル円は110円を下値に底堅く推移したものの米国の政策リスクが認識されるにつれて、リスク回避の動きが強まり、ドル円は月末にかけてドル安円高基調で推移しました。

 

<参考チャート:ドル円(平成29年3月度)>

この結果、前月比で、日経平均株価は約1.1%の下落、TOPIXも約1.5%の下落となりました。
 
日経225終値:18,909.26円
TOPIX終値:1,512.60ポイント

 

一方、当ファンドの基準価額は、インデックスと比較してオーバーパフォームの上昇になりました。
これは当ファンド所有株の一部に優待獲得目的の買い物色の対象となったものがあったことによります。
 
アセット・ミックスファンド基準価額:11,504.36円(前月比+109円∴約0.96%上昇)
対ベンチマーク(日経225):設定来 +2.21%

 

米国のトランプ新政権下での政策運営や各国の金融・財政政策の動向、外国為替変動の影響を受け、今後もボラティリィティの高い相場展開が想定されますが、引続きホールド(保有)をしていきたいと思います。
 
ただし、米国トランプ大統領の経済政策方針や金利、為替の動向をみながら、徐々に半分程度までキャッシュ化を行う可能性がありますが、足元はグレートローテンション(債券から株式への投資シフト)局面にあることから、リスク資産の割合を高位維持しております。

また、引き続き米国金利上昇に連動するドル円レートの動きを注視いたします。
 
なお、アセットミックスファンドは第4期(平成28年4月1日~平成29年3月31日)の年次決算を迎え、年度パフォーマンスは約+15%となりました。


≪参考チャート:日経225(平成28年度)≫

当月の売却銘柄
・小僧寿し(決算対策の損出し)


当月の購入銘柄
・スクロール(優待目的)


当月の配当権利取り銘柄(5銘柄)
・京阪神ビルディング
・はるやまHD
・スクロール
・ダイドーリミテッド
・上場EM債

 

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